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価格変動は激しいが楽観的な投資家たち
イギリスの金融専門家も一般の投資家も、ほとんどの人たちが仮想通貨の将来価格に対して楽観的であり、資産における仮想通貨の割合を増やすことを検討しています。
調査によると、54%の投資家が2018年の12ヶ月の間で仮想通貨の価格が上昇することを予測しています。下落を予測している投資家は32%しかいないそうです。
さらにこの調査は、調査を受けた投資家のうち56%がさらに仮想通貨を購入することを検討していることを明らかにしました。31%の投資家は、仮想通貨を保持するか、一部を売却することを考えており、全ての仮想通貨を売却する予定だと答えた投資家はわずか8%に留まりました。
146人のイギリスの投資家がこの調査にオンラインで参加し、そのうちの104人が調査が行われた2月末時点で仮想通貨を保有していました。
調査を行なった団体によると、専門家のうちの32%が2021年までに仮想通貨価格が劇的に上昇することを予測しているそうです。そのほかの18%の専門家は緩やかな上昇を予測し、下落を予測している専門家は28%のみでした。
金融系コンサルティング会社で今回の調査を行なったCitigate Dewe RogersonのPhil Anderson氏は、以下のように述べています。
「多くの仮想通貨の価格は大きく上昇していますが、その上昇度合いは異例なものです。仮想通貨によって億万長者が生まれましたが、その一方でお金を失った投資家も多くいます。異常とも言える価格の変動性にもかかわらず、多くの投資家が仮想通貨の未来について楽観的なままであることが我々の調査によって明らかになりました。」
Anderson氏は、2018年の初めに仮想通貨市場にあった資金は8000億ドル(約84兆円)であったことについてもコメントしました。氏によると、59%の金融専門家が2021年までに仮想通貨市場は1兆ドル(約106兆円)を超えると予測しており、そのうち15%の専門家は2兆ドルを超えてくるとしているそうです。
マーケットの縮小や、現在の8000億ドルを下回ると考えた投資家はわずか19%しかいませんでした。
大金を惹きつける仮想通貨
専門家の中でも仮想通貨の新しい規制を求める声は依然として多くあり、62%の専門家は2018年からの2年で規制を求める圧力はさらに高まるだろうと予測しています。
それにもかかわらず、22%の専門家は仮想通貨の決済利用や仮想通貨を用いた送金は劇的に増えていくだろうと推測しているようです。そのほかの48%は5年以内には同様の利用が増えるだろうとしています。
Anderson氏は以下のように述べています。
「仮想通貨市場に何が起ころうと、ひとつだけ確実に言えることがあります。仮想通貨が多くのお金を惹きつける傾向は続いていく、ということです。」
調査に参加したうちの大多数は、仮想通貨によって大企業が最も利益を得るだろうと回答しています。3分の2以上の調査対象者は、大きな企業であるほど、2018年以降の3年間でより仮想通貨保有率を高めていくと考えているようです。その理由として大企業がスマートコントラクトやブロックチェーンを用いたアプリケーションを用いていくことが予測されていることがあります。
54%の回答者はより多くの企業が資金調達のために仮想通貨を利用していくようになるとも予測しています。77%もの専門家が、ブロックチェーン技術の利用の堅調な増加を見込んでいるようです。
*許可の下、翻訳記事は作成されています。
以下、参照元サイトです。(英語原文)
【Bitcoin.com】Financial Professionals Bet On Rising Cryptos, UK Report
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