スウェーデン国内でデータセンターを運営する企業は、2019年以降の需要増を期待している様です。
これは、ノルウェー政府が暗号通貨マイニング企業への、電力料金助成を取りやめると決定したためです。
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ノルウェーからマイナー達がやってくる
ノルウェーでは現状、仮想通貨マイニング企業が支払う電力料金は、約$0.0056/kWh(毎キロワット時)という優遇措置を受けています。
しかしこれが、2019年初頭から$0.019/kWh相当の料金に引き上げられという方針が固まっているのです。
これを受けたスウェーデンでは、電力コストを意識したノルウェーのマイニング企業が、同国内のデータセンターに移転を検討するとの期待感が生まれています。
スウェーデン国内の電力料金は、概ね$0.0055/kWhだとの事です。
ノルウェーを離れる仮想通貨マイニング企業を待っている自治体の1つが、スウェーデンのボーデン地方です。
同地域のビジネスエージェンシーを統括する『エーリク・スウェソン』は、域内のマイニング企業数は、今後ノルウェーからの流入により増加して行くだろうと考えています。
現状、ボーデン市には『10社程度のマイニング企業が存在』するだけです。
しかしスウェソンによれば、ノルウェーによる「今回の大幅な値上げは、スウェーデンの土地を彼らにとってより魅力的にする」との事です。
また「ノルウェーの企業はスウェーデン国内に有利な条件が有る事を既に承知していて、彼らの側からボーデン市へとコンタクトを取り始めている」とも述べています。
ボーデンの自治体が期待するのは、マイニング企業がこの土地にもたらす新たな投資です。スウェソンによると、現状はボーデン周辺のデータセンターでは、数百人程度の人が雇用されています。
これに加え、「公共の財源を投じ建設中の‘ボーデン・ビジネス・パーク’が、さらに数百人の雇用を生みだすだろう」と、スウェソンは期待しています。
大手企業Bitmainもスウェーデン移住か?
Bitmainは、ノルウェーでマイニングを行う企業の1つです。
同社のノルウェー事業部責任者ジュリー・フヴィデバーグは、「ノルウェー政府は、この産業を国から追い出そうとしている様なものだ」と考えている様です。
当然、ノルウェーの今回の方針転換により、Bitmainの事業も大きな影響を受ける事になります。
しかし、彼らの様な多国籍企業であれば、スウェーデンやデンマークへ移転する事に、さほどの抵抗はないのも事実です。
その代わり「ノルウェー国内の提携先が、大きな商売を失うだろう」と、フヴィデバーグは語っています。
*許可の下、翻訳記事は作成されています。
以下、参照元サイトです(英語原文)。