メイウェザーや、パリス・ヒルトンがICOの宣伝をしていたことで注目されましたが、先日、人気ラップグループである「Wu-Tang Clan」のメンバーが、ICOを設立したことが明らかになりました。
この記事では、海外セレブ達の関心が高まる「ICO」 事情について紹介します。
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Wu-Tang Clan(ウータンクラン)のメンバーがICO設立
先日、米国の人気ラップグループであるWu-Tang Clan(ウータンクラン)のメンバー「Ghostface Killah」氏が「Cream Capital」というICOを設立したことが明らかになりました。
※「ICO」とは、仮想通貨による資金調達のことをいいます。
詳しくはこちら:話題のICOとは??~よくわかるメリット・デメリットの解説~
「Cream Capital」は、仮想通貨の導入が拡大する新しい時代を先導するブロックチェーン決済システムの会社として設立したといい、今回のICOでは「103,093 ETH」、米ドルにして3億ドル以上の資金を調達することを目指しています。
現在、「Cream Capital」はサウスキャロライナ、ネバダ、テキサス、ノースキャロライナなどの地域で仮想通貨ATMネットワークの設置を進めているようで、2020年までに世界の仮想通貨ATM市場の50%のシェアを取ろうとしています。
Ghostface Killah氏は共同設立者として「CBO(Chief Brand Officer, ブランド責任者)」を担うようです。
すでにヒップホップ界で不動の地位を築いている彼が情報を拡散することで、今後、最新テクノロジーに疎い層を一気に取り込もうとしているのではないかと考えられます。
なお、この「Cream」という名前は、Wu-Tang Clanの1曲が由来となっています。
「Cream」の各アルファベットが以下の単語の省略したものになっており、
C=Cash、R=Rules、E=Everything、A=Around、M=Me
‘Cash Rules Everything Around Me’
日本語に訳すると「現金はわたしの周りの全てを支配する」。
今回、この「C」は、「Cash」 が、「Cryptocurrency(仮想通貨)」と成り代わるのでしょう。
海外セレブたちと「ICO」
ICOに参加するセレブは、Ghostface Killah氏が初めてというわけではありません。
すでに、元プロボクサーであるフロイド・メイウェザー氏、かつてお騒がせセレブとして名を馳せたパリス・ヒルトン氏、アカデミー賞を受賞した経験のある俳優ジェイミー・フォックス氏などが、ICOのプロモーションに参加しています。
フロイド・メイウェザー
ボクシングで5階級を制覇を成し遂げた元プロボクサーであるフロイド・メイウェザー氏は、今年の7月に自身の InstagramでSTOXのICOに関する投稿を行っています。
パリス・ヒルトン
2017年9月3日、パリス・ヒルトンはLydian CoinのICOプロジェクトについて支持を表明しました。
Lydian Coinは、広告詐欺を減らし、広告のマーケティング費用を最大限に引き出すためのブロックチェーン技術を開発するためにICOを行うと主張しているようです。
なお、パリス・ヒルトンがICOについてツイートした数時間後、タイミング悪く、中国の中央銀行である「中国人民銀行」ICOを違法と宣言しました。
ジェイミー・フォックス
先月9月にジェイミーフォックスは、自身のツイッター上で「cobinhood Token」のICOについて宣伝をしました。
「cobinhood Token」は、取引手数料0円の仮想通貨取引所である「cobinhood 」が行ったICOのことです。
海外セレブがこぞってICOを宣伝する理由とは?
海外セレブがなぜこんなに「ICO」の宣伝をしているのか?
その理由としては、「広告費として収入が得られること」、「投資ができること」にあると思われます。
海外セレブたちは、有名であることを利用して、SNSなどを通してよりたくさんの人に情報を拡散することができます。ICOによってより多くの資金調達を行いたい企業やプロジェクトは、広告としてセレブ達に報酬を与え自身のSNS上で宣伝してもらうことで、多くの人に情報を拡散することができます。
また、ICOの宣伝を行ったセレブ自身もICOに参加すると、自身が宣伝したICOが成功することによってより多くのリターンを得られることも予想できます。
大事なのは自分で見極めること
ただし、海外セレブがICOを宣伝していることが、「ICO」が安全だということを証明するものではありません。
有名な誰かが宣伝しているから、いいものに違いないと安易な考え方をするのはよくないです。
もし、「ICO」に参加するのなら、自分自身の目でその「ICO」が安全であるか、有益であるかを見極めたうえで行いましょう。