ヨーロッパの著名なベンチャーキャピタルAtomicoは、「ICOで集められた資金のおよそ半分がヨーロッパから寄せられている」という調査結果を発表しました。
調査結果はAtomico’s State of European Tech Reportの第三号で紹介されています。
以下で、その詳細をわかりやすく解説していきます。
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ヨーロッパ由来が最大
Atomicoの調査結果は、ICOトークンを一覧で確認できるサービス「TokenData」が収集したデータから得られたものです。ICOによって調達された資金の90%は2017年に発生したものですが、調査では2014年以降のICOすべてを分析対象としています。
調査結果によれば、ICOで集められた資金総額の46%はヨーロッパ由来のものであり、その額は約17億6千万ドル。また、ヨーロッパにおけるICOで集められた資金の47%、額にして約8億2800万ドルが、スイス発のICOだということが判明しました。スイスのツーク(ツーク州の州都)は特に税率が低く、数多くの多国籍企業の本部があることも相まって、仮想通貨の世界的な拠点となっています。
北アメリカ発ICOは過去全ICO調達資金額の28%を調達予定
Tech Reportには、次のような記述があります。
「ヨーロッパは仮想通貨の重要な役割を果たす立場にあります。イーサリアムを中心に、仮想通貨への開発者の参入が急増しています。」
世界最大の会計事務所DeloitteのGitHub Dataでの分析によれば、ヨーロッパにおけるブロックチェーン技術に関するプロジェクト数の上位3ヵ国はイギリス、ドイツ、ロシアです。具体的には、ヨーロッパで稼働している8265件のブロックチェーン技術プロジェクトのうち、イギリスが1674件、ドイツが1307件、そしてロシアが721件となっています。一方、アメリカでは9565件のプロジェクトが稼働中です。
また、地域別のビットコインのノード数(ビットコインネットワークに参加しているプログラムの数)はヨーロッパの5221が最大で、次いでアメリカが3375、中国が622となっています。
以下、参照元サイトです(英語原文)。
Report Claims That 46% of All Funds Generated by ICOs Have Been Raised in Europe