アメリカの証券取引委員会(以下、SEC)は、関心の高さと投資家保護のため、仮想通貨関連事業を行う『The Crypto Company』の証券取引を停止すると発表しました。
SECが民間の仮想通貨関連会社に介入するのは今年二度目です。
以下でその詳細を解説します。
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『The Crypto Company』に停止命令
引法の第12(k)節に従い、『The Crypto Company』の証券取引は停止される運びとなりました。
理由については、会社の宣伝のために支払われた費用、インサイダーが自らの自社株を売りに出すことなど、市場に公開される情報の正確さ・適正さについて疑問が生じたなどとされています。11月の株価操作が疑われる取引がきっかけだったとされています。
ここ一ヶ月で会社の株価は25倍になっており、運営陣は相当な利益をあげていた可能性もあります。
会社の投資家向けページはエラーとなりましたが、それ以外のページは稼働しており、同社はコンサルティング・技術・投資先会社だと売り出しています。学際的でブロックチェーン技術を知る5人のチームメンバーが挙げられており、「お客様やパートナー、投資先会社や投資家コミュニティーに対し、専門的サービスを提供する」としています。
ビジネスニュースサイト『Business Insider』はThe Crypto CompanyのCEOの発言を伝えています。「我々は全てを報告しているのに停止命令です。SECは間違った伝え方をしています。委員会と協力して適切に対処します。」
今年二度目のSECによる介入となります。8月にはネバダ州登録の通信事業等を行う『CIAO Group, Inc.』が同様の停止命令を受けています。
仮想通貨の年ともいうべき今年、仮想通貨のローラーコースターに乗ろうとしている企業は、コンプライアンスを重視しなくてはなりません。監視の目が光っています。
*許可の下、翻訳記事は作成されています。
以下、参照元サイトです(英語原文)。
【Bitcoin.com】SEC Suspends Trading in Publicly Traded `The Crypto Company´ after 2500% Rise