スイスの大型ICO「Tezos」の創始者オーサー・ブライトマン氏の妻であるキャスリーン・ブライトマン氏はUCLAブロックチェーンラボの会合において「Tezosは我が道を歩みます。そしてプラットフォームをローンチします」と宣言しました。もしオーサー氏も同意見であれば、Tezosのトークンは近日中にも効力を発揮するでしょう。
Tezos創始者、財団からの『脱獄』を計画??
Tezosの歴史は『訴訟』『破られた約束』そして『争い』なしには語れません。Tezos財団のJohann Gevers氏が独裁をふるっていると避難されている一方で、昨年最大のICOの実行も長きにわたり遅れています。このことは夫妻にとって、とても屈辱的なものとなっています。両氏はICOで2億2300万ドルを調達したことで高く称賛されました。投資家と同じように、彼ら自身もプロジェクトを実行し、悪しきニュースを断ち切ろうとしています。
UCLAの会合にて、キャスリーン氏は大胆に宣言しました。
「我々はトークンをリリースしようとしており、数週間以内にも実行しようとしています。我々は自身の力でトークンをリリースすることができます。一時期、自分は「ガス抜き」されているように感じましたが、そこからは自分で道徳性を持とうと決めました。物事は前に進める必要があります。一見不公平に見えても、歩み続けなければいけません」
リリース前のXTZトークンが6%値上がりしたというニュースがありました。しかし、現在は2ドルほどでピーク時だった12月の10ドルからかなり下がっています。
Tezosは、ローンチ前にフォークしたプロジェクトの第一号になりそうです。
開発者と財団の関係の悪化は、9月から沈黙を続けているTezos開発者のTwitterとJohann Gever氏が運営するTezos財団のTwitterの間で見られます。
開発者のブライトマン氏はYoutube上で自身の思いを述べました。「@tex0s(Tezos
開発者側のTwitterアカウント)のネットワークは十分安全で、サービスを立ち上げるのにふさわしい場所だ」としています。
さらに、もう一つ大きな問題があります。それはTezos財団はICOで得た全ての資金、そしてXTZトークンを管理しているということです。財団とブライトマン夫妻が直面している訴訟と関係してきます。このことからTezosが混乱の状態にあるのは見て取れます。ガバナンス重視のブロックチェーンプロジェクトが開始される前に、ブライトマン夫妻はもう少し踏ん張る必要があるようです。
*許可の下、翻訳記事は作成されています。
以下、参照元サイトです(英語原文)。
https://news.bitcoin.com/kathleen-breitman-tezos-will-go-rogue-and-launch-soon/